CAPANNA秋MENUの楽しみ方
投稿日時:2014/09/19 カテゴリー名:ブログ
さて、今回の秋メニューは構成自体もガラリと変えて
よりお客様がCAPANNAでの楽しみ方が分かりやすいように致しました。
「つまんで楽しい料理たち」と「主となるシメの料理たち」に大きく分けました。
もちろん「食後の甘~い誘惑!ドルチェ」も健在です。
「つまんで楽しい料理たち」
●海の幸をつまむ/6品 ●肉料理をつまむ/3品 ●野菜をつまむ/5品 ●ピッツァ&パン料理をつまむ/4品
とあり、
「主となるシメの料理たち」
●パスタでシメる/10品 ●肉料理でシメる/4品
とあります。
どれも、手間ひまとアイデアをたっぷりかけた料理たちです。
それらを歓待精神をたっぷり込めたリーズナブルなプライス(税込)にしております。
私たちの願いは、お客様にいろいろと、つまんで飲んで、お楽しみいただき、
シメにパスタや肉料理で満喫していただきたい、という思いで、このような構成に致しました。
もちろん、お車の方や、アルコールが苦手な方への
ノンアルコールカクテルやジュースも20種以上ご用意いております。
80インチスクリーンに流れるニューカレドニアやモルディヴの美しいビーチを眺めながら、
たくさんのヤシの木のイルミネーションに囲まれて、
まるでリゾート地で食の時間を過ごしているかのような気分で、
心も開放的に、のんびり寛いで、つまんで飲んで、シメの料理を味わって、会話を楽しんで満喫していただきたいのです。
ここで今回の秋MENUの中でも、是非、一度はお召し上がりいただきたい料理を2品ご紹介致します。
やわらか千葉産麦豚とフォアグラのロッシーニ風 ¥1,480
こちらは、高級フレンチなら¥4,000~¥5,000、
「俺のフレンチ」でも大人気らしいですが¥1,598です。
麦を中心とした植物性飼料のみで育てられた千葉産麦豚は
やわらかく、旨味も多く、臭みがない肉質が特徴です。
そんな麦豚を、たっぷりの香味野菜やハーブで5時間コトコト煮込むことで、
より旨味をたっぷりと吸い込んで、肉質もトロトロに。
その状態の麦豚を一晩ねかせます。
分厚くカットした麦豚をローストして、
通常のロッシーニでは「ペリグーソース」ですが、CAPANNAではより日本人好みの自家製ソースをたっぷりかけます。
そこに丁寧にソテーした全く臭みのないフレンチフォアグラをのせます。
この組み合わせは、手前みそで恐縮ですが、一般的なロッシーニより抜群に美味しいのです。
日本一の甘味と血液サラサラ効果2倍!成井さんの淡路高級ブランド
完熟玉ネギの厚切りステーキ,ローストオニオンソース ¥680
このメニューの誕生にはドラマがありました。
生産者の成井さんは元々ロゴデザイン等の刺繍をする会社を起業されていました。
その会社を20年近く盛業中の際に、阪神大震災で全てを失ったそうです。
そこから、元々淡路の特産物であった「玉ネギ」づくりを始めたそうです。
ゼロからのスタートでも、成井さんの不屈の根性と情熱と試行錯誤により、
約15年経って、日本一の糖度平均14度は、一般的なメロンと同等で、
血液サラサラ効果や抗酸化作用は2倍の高級ブランド玉ネギを完成させました。
通常の玉ネギは真ん中でカットすると輪が10~13ありますが、
成井さんのブランド玉ネギは輪が6~8です。一つの輪がとても肉厚ということです。
成井さんは、これまで脇役だった玉ネギを主役級に育て上げたのです。
日本一の称号と商標登録を獲得してからは、殆どのテレビ番組から出演のオファーが殺到したそうです。
約3ヶ月程度で7~10番組に出演をされました。
でも、それからというもの、成井さんの農家には3秒に1回の電話が鳴り続き、
その殆どが「テレビに出てた人?」のような物珍しさばかりの方々だったらしく、
約2~3ヶ月は電話に出なくなったそうです。
実は、私も録画したテレビを見て、
「こんな貴重な玉ネギをCAPANNAのお客様にも楽しんでいただきたい」
という一心で、一週間で60回は電話しました。しかし、全て留守番電話でした。
諦めかけていた私は「最後に一回だけ電話してダメだったら無理だな」と思っていました。
その最後の電話をかけると
「・・・もしもし」
と、どなたかが出ました。電話をかけた私の方がビックリしてしまいました。
成井さん、ご本人でした。
「テレビ見た人?だったら、千疋屋さんで売ってるよ・・・」
とご機嫌斜めに仰いました。
そこから、私はCAPANNAというレストランにいらっしゃるお客様に
成井さんの日本一の完熟玉ネギを、是非味わっていただき、お喜びいただきたい、
という旨の熱苦しい情熱をお話させていただきました。
成井さんも次第にお話を返していただき、ご自身が23歳で起業されてからの
苦悩と不屈の情熱の半生をお話いただきました。
私も23歳で起業したことも、お伝えすると、より一層お話をしていただけました。
成井さんの半生のお話自体が、私には経営者として宝物のようなお話までしていただけました。
首都圏では、千疋屋さん、ホテルオークラさん、有名百貨店、電通さんのお中元用に500kg、
落合シェフのイタリアン、くらいしか取引していない現状も伺いました。
どちらも、有名過ぎる会社ばかりでした。それでも成井さんの半生に共感しながらも、
だからこそ、無名の私のレストランにご来店されるお客様に味わっていただきたい、
と心からお伝えしました。成井さんは契約して下さいました。涙が出ました。
この2~3ヶ月は何千本の電話に出なかった成井さんですが、フッと思ったらしいのです。
「本気でうちの完熟玉ネギを必要としている人がいたら、電話1本くらい出よう」
そう思い立って出た電話が、まさに私からの電話だったそうです。
そんな日本一の淡路ブランド高級玉ネギが今、CAPANNAのメニューに登場しました。
是非、日本一の甘味と旨味をお楽しみ下さい。