CAPANNAというレストランをつくりたかったワケ【vol.1】

投稿日時:2013/09/10  カテゴリー名:エピソード

私は、法政二高というというところで
インターハイ常連のアメリカンフットボール部に所属していました。

今では事件にされそうな程の過酷な練習を積むチームでした。

でも私は、このアメフト時代に多くの大切な精神を得ることができました。

勝ち続けてチームでこの上ない喜びを共有し、
少しずつ自信や誇りを得るためには、
精神的・肉体的成長が常に必要となり、
進化・成長を続ける度に何度でも立ちはだかる障害(かべ)を
乗り越え続けなくてはなりません。

乗り越えた先には皆で喜び合える未来があるのですから、
幾度も失敗や挫折を乗り越えてでも、
それは大きな意味があることを知りました。

そして、一人では何もできないこと。
チームが結束してこそ、大きなパワーが生まれ
一人では成せない大きなことを成せることも知りました。

今の私の心の中核となる大切なことを、たくさん得ました。

法政大学に進学して、
初めてアルバイトとして レストランのホールの仕事をさせていただきました。

体育会系の私は、ガンガン働き、
社員の方々や アルバイトの先輩方からはよくお褒めいただきました。

仕事も大分覚え、3ヶ月くらい経った頃、
休むことなくガンガンと働いていた私に
少しお年を召したご夫婦が話し掛けてきました。

「君はよく働くね。・・・でも私達の顔は覚えてる?」

私は、ご夫婦が何をおっしゃっているのか理解できませんでした。

「私達はこの店に、毎週同じ日に同じテーブルに来てるんだよ。
君はよく働くけど、客が見えていないね。サービスは“おもてなし”の心だよ。」

と、優しく穏やかにお伝えいただきました。
心の大きな部分にずっしりと、
そして、あまりにも大切な大義を気付かせていただき、
なぜか涙があふれました。
私はただ業務に全力を尽くし、そのレストランに貢献しているつもりでした。
完全な空回りです。この仕事の大義さえ見えてませんでした。

それ以来、サービスの大切な心と楽しさを少しずつ知りました。
そのご夫婦のことは、今でも決して忘れられません。

その後のことは、また次回に・・・。

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 CAPANNA in RESORT

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