「お祝い」は人と人の心をあたたかく繋ぎます 私は何故、我がレストランＣＡＰＡＮＮＡを つくりたかったのか。 単純に 人を喜ばせることが好きだったのだと思います。 人は事あるごとに 外食をします。 そんな日常の中でもちょっとした非日常をつくり 食の時間を通して 人を喜ばせたかったのです。 非日常的な雰囲気で、 非日常的な料理で、 非日常的なサービスで、 私たちのＣＡＰＡＮＮＡで訪れるゲストが楽しんでいたり、 幸福そうな様子を見たり、共有できることが喜びでした。 私はほぼ起きている時間の全てで もっとゲストにお喜びいただけることを 考え続けています。 もう２３年前のある日にあるゲストから 「彼女の…

現在二十歳の方が 生まれた頃にいた アルバイトクルーの話です。 振り返っても 正常な女性だったと思います。 鼻が悪いのか 常に想像以上に口を開けていました。 半開きのレベルではなく あたかも池の鯉が エサを求めるかのように、 やや大きめに口が空きっぱなしでした。 私は 「お客様への第一印象が あまり良くないから なるべく口を閉じるか もう少し小さく開けるかにした方がいいよ」 と伝えても、大きく口を開くことが 直せませんでした。 一見、間抜け面に見える程でした。 もし、この人間を殺すとしたら、 口だけを塞げば即死してしまう程でした。 当時のユニフォームは 女性はロングフレアのスカートでした。 そ…