レストランという仕事を
２３年、心を込めて
続けていると、
まだまだ自店は
未熟ではありますが、
それでも
昨今のレストランには
心を感じないところが
多いように感じます。

多種多様な表現での
レストランの出店は
星の数ほど存在するように
なってきました。

コンセプトにこだわり、
料理にこだわり、
独特なサービスをしたり・・・

しかし、それらを否定する
気持ちはありませんが、
私自身、いろいろな
レストランを視察に行きますが
どこも、恐縮ですが
心を感じません。
楽しくありません。

昔なら、レストランや食堂は
お腹を満たすところであり、
また、家庭料理よりは
美味しかったりすれば
良かったのかもしれません。

私どもCAPANNAも
リゾートの雰囲気にこだわり
初めて味わう美味しさに出会える
南欧風料理にこだわり、
温かくも楽しいサービスに
こだわっております。

それでも、最もこだわっているのは
ホールもキッチンも関係なく
星の数ほど存在するレストランから
CAPANNAをお選びいただいたことに
感謝の気持ちを込めて、
選んでいただいたからには
他のどのレストランよりも
楽しい食の時間を過ごしていただきたい、
のんびり、ゆったり、
心を癒して差し上げたい、
という歓待精神を込めて、
全ての行動や言動に反映することに
最も力を入れております。

フッとした時に思うのです。
ご来店されたゲストの一人一人に
多くのドラマがあり、
そのドラマには楽しいことも
おありだと思いますが、
お仕事や家事で、
多くの心労もおありなんだろうな、と。

だからこそ、私どもCAPANNAの
ミッションは
食の時間を通して
ゲストの方々の心を元気にして
差し上げること。
心が和んでいただくこと。
CAPANNAで食の時間を
過ごしていただければ、
心のエネルギーが充電できる、
と思っていただくこと。

ホールだろうが、
キッチンだろうが、
それがCAPANNAの
最重要ミッションなのです。

そうしたことに心を尽くし続けることで
地域の方々に
少しでも心の貢献ができる
そんなレストランであることが
常に目標なのです。

フランス語では
レストランは「回復させる」
という意味なのです。

それには
空腹を満たすことや、
栄養を満たすことを
意味しているのかもしれません。

それでも
私どもCAPANNAは
心こそを回復していただくため
心を尽くしていきたいのです。

 HEART is EVERYTHING